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私たちは毎日人と関わる生活を送っている関係上、どうしても“全く人目に触れない”というのは難しい環境のなかで生きていますよね。
しかしそんな環境のなかで付きまとう悩みが“人の目が気になる”ということ。
ここでは私自身、人の目が気にならなくなった考え方とその対策についてご紹介します。
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そもそも他人の目が気になってしまう理由
人からどう見られているか、そしてどんな評価をされているのか。
考え始めると気になってしょうがないですよね。
そこでまずは「そもそもなぜ人の目が気になってしまうのか」ということについて分類わけしながら見てみましょう。
タイプ①:同じ行動をできていないと感じている
1つ目としては「自分が周りと違う行動や振る舞いをしているんじゃないか?」という不安からの気持ちです。
世界的に見ても、特に日本人の文化では“人と同じ行動をとることでどこか安心する”というものがありますよね。
前にある営業の人から「もうみんなやってますよ」「これはかなり売れてるので乗り遅れないように」といった言葉が人の購買を促すときいたことがあります。
これはまさに「みんなやってるから自分もやらなきゃ」という心理が働いたといえます。
しかし大事なのは「他の人はともかく自分はどうしたいのか」をきちんと考えることですよね。
思わぬ落とし穴にはまらないようにしたいもの。
\あなたも”同じ行動”から抜け出すことができる/
タイプ②:いつまにか“他人中心”となっている
2つ目は“自分がどうするか”というよりも“他人がどう思うか”という、自分以外の人に対する配慮が強すぎるタイプが挙げられます。
「本当はこうしたいのに、人にどう思われるかが心配で・・・。」
「ふつうはこうするのが常識だけど、やっちゃうと変な目で見られるから・・・。」
などのように考えてしまうのは、このタイプの方ですね。
本心では「こうしたい」があったとしても、それにより周りの環境や人に迷惑がかかると感じて行動に移しにくくなってしまうんです。
ポイント
他人への思いやりは、もちろん大切。しかしそれが過剰になると自身の首を絞めてしまうことにもなりかねません。
ある程度は自分のやることを自分自身に許すこと。他人はあなたが思っているほどには気にしないものです。
タイプ③:嫌われたくない
3つ目としては「人から嫌われたくない」という心理が強い人です。
このタイプの方はとても他人の評価を気にしてしまう傾向があります。
もちろんまわりの人と同調し、ちがう行動や不快に思わせることのないようにする事は人間関係を築くうえでは大切なこと。
しかしそれが過剰な負担になってしまうと、それは自分を抑えてばかりの日々を送ることになり大きなストレスとなります。
ポイント
あなたがある程度の“素の自分”で生きる上であなたのことを嫌いになるような人がいるのだとしたら、その人とは根本的に“合わない人”ということ。
大丈夫。素のあなたを好きになってくれる人はたくさんいるはずですよ。
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他人の目が気にならなくなる対策
ここまで、他人の目がどうしても気になってしまう方の分類についてお話しました。
さて、ここからはそんな人の目を気にしてしまう方がどんな対策・考え方をすれば悩みから解放されるのかについてお話します。
これらは私自身も実践し、いまではほとんど気にすることがなくなりました。その考え方の一部をご紹介します。
①まずは他人の目を“度外視”して見つめ直してみる
他人の目を気にしてしまう方の多くは自分の本心を抑え込み、他人のほうを意識してしまう傾向にあります。
そんな方におすすめなのは、まず“自分の心と対話してみること”です。
自分の本心と向き合うことで、段階的に“他人の目”から“自分のこと”へとシフトしていくんですね。
想像してみましょう。
「まわりに誰も人がいないとして、あなたはどうしたい?」
「やるのとやらないのでは、どっちがワクワクする?」
こう考えることで「自分はどうしたいのか」という“本心”に一度きちんと向かい合ってみることが大切なんです。
職場でたくさんミスをしていようが、街中で人と違うファッションでいようが、あなたが本心で「こうなりたい!」と思って歩みを進めているのであれば、それでいいんですよね。
②「他人があなたを評価することでどうなるか」を考える
他人の目が気になる方の多くは、自分に対する“評価”をとても気にする傾向があります。
しかし、そこから“1歩先”を考えてみることが、他人の目を気にしなくなるのに重要なんです。
考えてみてください。
「あの人(たち)に悪い評価をされたら、自分にどんな影響がある?」
「変な人と思われたら、本当に私は不幸?これが本当の自分なのに?」
本来、人は素の自分でいるのがいちばん心地がいいもの。
しかし他人の目を気にすることでそれをストレスに感じてしまうということが起きています。
ただ、ここで大切なのは”背伸び”をしすぎないこと。
人間関係や世間体がある以上、どうしても多少の背伸びはあるかもしれません。
しかし大きく背伸びしきってそれをキープすることは・・・容易でないことは明らかですよね。
そんなときには心のなかで
「もうちょっと自分らしくいよう。」と唱えてみましょう。
他人の目を気にしすぎてガチガチでいるよりも、ちょっと力を抜いたくらいのほうが案外うまく事が多いです。
③目の前の事よりも“先のほう”に目を向けてみる
他人の目を気にしないことを前提に、あなたの「ほんとはこうしたい!」という本心を満たすことでどんな目標に向かうことができるのかを考えることです。
人は、物が遠くにあるよりもすぐ近くにあるほうが現実味があるように、出来事に対しても目の前で起こていることのほうに意識が集中しがち。
しかし目の前にある
「他人からどう思われるか・・・。」
「すごく変な人に映ってないか・・・。」
ということから視野を遠くに広げ、
「他人から変に思われても、私はこの先こうなりたいからこうする!」
のように、あなたの“本心”を満たしたときに待っている「将来」に目を向けるんです。
私自身、スイーツの記事を書くためにお店のなかで大きなカメラを構えて指をさされたり、人へ勘違いした質問をして笑われたりすることもよくあります。
でもそんなときこそ、素敵な記事が出来上がって喜んでいる自分を想像するし、質問しなくともきちんと自分の知識となって役立っているところをイメージしています。
ポイント
このように“現在そこにある他人の目”をグンッ!と通り越し“その先の自分”へ思考をシフトすることで、自分の本心に正直になれるんですね。
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他人の目は、”その時”だけ。
ここまで、他人の目を気にしてしまうことについてタイプ別の分類、そして対策についてお話しました。
ただ、やはり他人の目をすぐに気にしなくなるというのはけっこう難しいことですよね。
人の性格や考え方というのは、そうすぐに変わるものではありません。
しかし私自身が過去にそうであったように、こういったことは徐々に、すこしづつ実践していければそれでOKなんです。
大切なのはまわりに流されず、そして過度に気にしすぎることなく
きちんと自分の人生を自分らしく生きられるように整える努力をすること。
「自分の本心に従う」ことで、「あなたのイメージする将来へつながる」というのを実現させるということ。
これらを意識しながら日々を過ごすだけでも、あなたに良い変化が訪れるはずです。
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