人間関係

上司からの誘いをうまく断る「魔法の言葉」【男性の部下目線】

 

上司からの誘いというのは、なかなか断りづらいですよね。私も以前まではよく誘われて飲みに行き、お説教じみたことを長時間きかされたことや、休みの日なのに呼ばれて何やら遊びに付き合わされたこともあります。

しかし「上司から誘われたからって断れないなんてイヤだ!」と強く思った事から、上司の意図を分析したりうまい断りかたの研究をしてきました。

この記事では上司から誘われたときにうまく断るだけでなく、良い印象まで与えるような方法についても伝授します!

 

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-Contents-

上司の誘いにはこんな意図がある!

出典:https://pixabay.com

 

「なぜこの上司はわざわざ私のことを飲みに誘うのか。。」わからなくなるときってありますよね。

私は会社でなぜか多く誘いを受けるほうなんです。。そのことでいろいろと悩んだこともあります。

そうしたなかで見えてきた、上司が食事や飲み、週末のゴルフその他に誘ってくる理由はこちらであると分析しています。

 

なぜ上司は部下を誘うのか

・心の距離を近くしたい

・あなたのことを知りたい

・デスクでは話しにくいことを伝えたい

・悩みを聞きだしたい

・上司らしいことをしたい

・特になにも考えず、楽しいから

 

まぁざっと見るとわかりますが・・・意図としては、よほど「何か言いにくいことを話したい」などでないかぎり大した理由ではないんですよね。

しかしまずはこういった”意図”を知る(考える)ことで、この後にお話する「断るときの対策」に役立ってきますよ。

 

上司の誘いを断る!こうなれば成功。

 

ここからは、上司からのめんどうな誘いを断るときの話をしていきますね。

あなたは上司から面倒な誘いをうけて断るとして、どうなることが成功だと思いますか?

たくさん誘われて断る場面に遭遇してきた私はこう考えます。

 

ポイント

「相手をいい思いにさせて、今後も誘わなくする」

 

hayato

「あれ、断るだけじゃないの?」と考えたあなた。

断るだけでなくいい思いにさせておく方法も、じつはあるんです。

 

 

上司の誘いをうまく断る”魔法の基本形式”がある

 

先にお話した「相手をいい思いにさせて、今後も誘わなくする」には、ある基本形式があるんです。この形式をご覧ください。

 

ポイント

①感情+感謝

②理由

③断り

④相手を上げる言葉で締める

 

たとえば、こんな言いかたをして誘いを断りつつ少しだけいい思いにしてしまうことができます。

 

断りかたの例

◆上司 :なぁ、今夜飲み行こうよ。

◆あなた:うわぁー!〇〇課長に誘って頂けるなんて嬉しいです!(感情+感謝)

でもあいにく私いま、健康管理のため食事制限に力入れてるんです。(理由)

なのでせっかくなのですが、ご遠慮させてください。。(断り)

でも私、〇〇課長ほどの方にお誘い頂いたこと同期に自慢しちゃいます☆(相手を上げる)

 

また述べますが、これを「嬉しい!」とか「残念ですが。。」と言うとき、適度に大げさにすることですね。笑

誘う方も人間なので、相手があからさまに迷惑そうにしているのを見るよりも、喜んだり残念そうにしているのを見て「いいヤツなんだな」と思うものです。

 

hayato
それぞれをもう少し詳しく見てみましょう。

 

 

上司の誘いを断る魔法の言葉①:感情+感謝

 

なにかを断るとき、一言めから「あぁすみません、ダメです」という”謝罪”からであったり、「いや、その日は」という”否定”から入る人がとても多いように見受けます。

しかしそれでは、少なからず相手を「むっ」とさせネガティブな感情を起こさせてしまいかねません。

そこで大事になってくるのは①「感情+感謝」という、このワンセット。これは「感謝のなかに感情をこめる」ということなんです。

 

ある女性
これができれば、相手を”うまくあきらめさせる魔法”の準備ができたも同然ですよ。

 

感情+感謝

「うわぁ!ありがとうございます。」

「えぇ!ほんとですか。嬉しいです。」

「うわぁ、〇〇さんにお誘いいただけるなんて!」

 

メモ

「感情+謝罪」という「うわぁ~ごめんなさい!」も悪くはありません。。

しかし人間はどんなときでも謝られるより「感謝される」ことに喜びを感じるもの。

感謝されることにより心の中にポジティブな感情がわきやすくなるんです。

 

 

上司の誘いを断る魔法の言葉②:理由

 

先に説明したように”感情を交えた感謝”ができたなら、次は理由を伝えてあげましょう。

ここでポイントなのが、そのとき(日)だけ行かないのではなく「今後も誘いにくい」理由を伝えておくことです。

 

ある男性
その時だけ断りたいなら理由なんていくらでもあるんだけどね。。笑

 

今後も誘いにくくなるような理由

【飲みの誘いに対して】

・体調管理のために食事制限している

・妻から仕事終わりの飲みは固く禁止されている

・私、お酒は1滴も飲めないんです

・仕事終わったあとはジム(習い事)に通ってるんです

・今お金貯めたいので外食などの出費は控えてます

・妻(同棲の彼女)と家事を分担している

 

困るはやと
じゃあ。。休みの日にどっか行こうって誘われるのは?
休みの日の方が義務感すくなくて断りやすいですよ。
hayato

 

休みの日に誘われる

・休みの日は恋人と過ごすことにしている

・スポーツはまったくしません(ゴルフ、野球など)

・休みの日は家族との時間にしています

・子供がまだ小さいので

・休みの日はコミュニティへの参加があります

・休みの日は仕事を忘れリフレッシュすることにしてます

 

 

理由を考えるのって面倒ですよね。。

しかし、理由がなければ反感をかってしまうので大切なところです。日頃からいくつか考えておきましょう。

 

 

上司の誘いを断る魔法の言葉③:断り

出展:https://www.photo-ac.com/

上記のように理由を伝えることができたら、次は意思表示である「断り」ですね。そこで大切なポイントとしては、この2つです。

 

ポイント

・”本当は行きたい”をほのめかす(ウソも方便)

・きちんと”行けないこと”を伝える(あやふやにしてはダメ)

 

日本人どうしである以上「行きたくありません!」とハッキリ伝えることは反感をかうこととなります。笑

スタンスとして「ほんとは行きたいんだけど、行けないんだよね。」という姿勢。これをタテマエでもいいので示しておくということですね。

そしてきちんと「ご遠慮します」「行けません」という内容を伝えて、意志は示しましょう。

 

・〇〇さんと飲み行きたかったんですが(理由)で難しくて。

・そのお店は素敵ですね!ただ残念ながら(理由)なんです。

・それは楽しそうですね。しかし申し訳ありませんが(理由)なんです。

 

ちなみにしつこい上司へは「何度もお断りしていて申し訳ないのですが・・・」という言葉を入れることで「あぁ。何度も誘ってしまって悪かったな」という気持ちをつくりだすことができるのでオススメです。

 

 

上司の誘いを断る魔法の言葉④:相手を上げる言葉で締める【重要】

 

ここはとても重要です。多くの方はここまでやらず「断り→謝罪」で終わるのではないでしょうか。

しかし何度もいうように、人間の心理としては謝られるより感謝されるほうが気持ちのよいもの。そしてさらに言えば、褒められて(気持ちを上げてくれて)悪い思いをする人もいません。

つまり、ここまでお話してきた流れのしめくくりとして、最後に相手の気持ちを上げてしまいましょう。その時に使えるフレーズの一例としてはこのようなことがあります。

 

hayato
先述した【理由】がしっかりしていれば大丈夫。安心して褒めましょう。笑

 

ポイント

・〇〇さんほどの方が誘ってくださったこと、とても光栄でした。

・誘って頂いたこと、同僚に自慢しちゃいます。

・お誘い頂いたことを胸に、またがんばれそうです。

・お声かけいただいたこと、純粋に嬉しかったです。

・〇〇さんとしっかりお話できるようになった時には、私からお声かけますね。

 

こういう「感謝」であったり、若干相手の心をくすぐるような言葉をふっと添えるだけで印象がぜんぜん違うことに驚くはずです。

始めはいい慣れないかもしれませんが「ありがとうございます、嬉しかったです☆」と最後にカンタンに付け加えるだけでも効果アリなはず。

 

\人をほめるのは思った以上に大切ですよ☆/

 

 

上司からの誘いがメールやLINEだったときの注意

 

ここまでは会話のなかできちんとお断りする方法についてお話してきましたが、お誘いがメールやLINEなどの文面であったときには少し注意が必要なんです。

それは、人の言葉は文章で見ると冷たく見えやすいということ。

 

ちょっと例を挙げてみます。下の図をご覧ください。

 

 

 

これはまったく同じことを、実際に顔を見ながら言っているのと、スマホの画面で見ているのを並べたものです。

どうでしょう、上の男性のように顔を見ながらであれば表情も見えて会話の抑揚もあり、ジェスチャーもあって悪い印象にはならないかもしれません。

しかし下のスマホのほうはちょっとだけ寂しいのと、なんとなく冷たく見えませんか?

 

hayato
ここでのポイントはこれですね。

 

ポイント

・顔を見ながらであれば内容以上のことを伝えられる

・文章は、会話より考えながらつくりやすい

・しかし文面は冷たく見えるので注意が必要

・文面であるからこそ”魔法の言葉”が効く

 

文面にしたときはカンタンに書きすぎると冷たく見えるので、先述した「④褒め言葉で相手を上げる」が有効です。

 

 

太字になっている部分を入れてみました。これだけでも雰囲気の良い文章になりませんか。

 

 

これまで誘いにのっていたけどイヤになったときの”離れるワザ”

 

上司に限らず人との関係においてハッキリと断りすぎたり、もしくは急に付き合いが悪くなる人がいます。

これは一見、欧米人のように「NOといえる人」としてカッコよくも見えます。しかし反感をかう可能性もあるのでオススメはしません。

 

困るはやと
でも、すでにこれまでイヤイヤながらも付き合い続けてきた自分はどうすれば・・・?
大丈夫。そんなときは「徐々に離れていく」のが効果的です。
hayato

 

メモ

恋愛や仕事、人との付き合いで離れたい対象があるのであれば、相手の要望に付き合う回数を徐々に減らしていくのが有効。

断る回数を3回に1回、しばらくしたら2回に1回、のように減らしていくんです。そうすることでさほど違和感なく離れていくことができますよ。

 

いくらしつこい上司であっても自然と誘う回数も減っていき、そのうち「あれ、なんか最近付き合い減ってきたかな?」と思う頃にはだいぶ自由になりつつあるはずです。笑

 

 

まとめ:上司とはいい距離感がベスト

出典:https://pixabay.com

 

上司が部下を誘う理由はさほど重要でないときも多いもの。仮に重要な話を2人だけでしたいならば、そういう誘いかたをしてくるはずです。

この記事を読んでいる方は恐らく上司のお誘いが好ましくないと感じているのだと思います。しかしポジティブなことを言えば、誘ってくるということは相手からするとあなたに悪い印象はもっていないということ。

どうせなら良い印象は残しつつ、適度なキョリ感で仕事したいですよね。職場の人間関係はそれがいちばんだと思います。

以前の私がそうであったように、お誘いに対してちょっと心を消耗しているならばぜひ私が得た”魔法の言葉””徐々に離れる”などのワザを使ってみてくださいね。

 

 

 

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  • この記事を書いた人

hayato

幼いころから要領の悪かった私はたくさん苦労してきました。しかしそんな私であるからこそ自分なりの考えや、うまくいっている人の研究を熱心にすることで良い方向に進むことができたと思っています。これまでのさまざまな経験から、こんどは過去の私と同じように悩んでいる方へむけて発信していければと思っています。

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