この記事は、特集「イヤな上司」の一つです。
私がこれまでさまざまな職場と部署で経験してきて出会った上司に対する“対策とコツ”を、自身の経験から語っています。
今回の内容は「気分屋型」のイヤな上司。
あなたの職場にはこれらに当てはまる上司はいませんか?
こんな方におすすめ
- 上司の気分によって決裁や承認が変わる
- 機嫌の悪いときは場の空気がかなり悪くなる
- 機嫌のいい時には怖いくらい優しい
- 理不尽に八つ当たりしてくる
- その日によって言う事や方向性が変わる
- 急に怒り出す
このようなどうしようもない気分屋上司への対策とコツについて、ご紹介します。
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-Contents-
イヤな上司「気分屋型」はコロコロ変わる。そこには“クギさし”が必要。
いつも言うことが変わったり、出来事によって過剰に機嫌が悪くなるというのは本来、部下をもつ者としては“幼い”と言わざるを得ません。
仕事に対する“芯”がなく、なんとなく良さそうな方へフラッと動いてしまう。
そして物事がうまくいかないとき、責任者でありながら“感情”のほうが先にでてしまう。
このようなタイプの上司であれば、日々言うことや方向性がブレブレなのも当然ですね。
しかし、それにいちいち振り回されていればこちらとしてはストレスが溜まりますよね・・・?
であれば、思考を変えましょう。
その上司に何かを決めてもらわないといけない、判断や承認が必要なときには・・・
“クギをさす”のです。
つまり言動や判断に責任を持たせるようにするということです。
気分によって判断や方向性が変わるというのは、自分の判断に対して無責任であるということ。
であれば、きちんと責任を持ってもらうために決裁や判断を文章などで残すんです。
口頭や打ち合わせのみで決まった内容だった場合「あ、あれやっぱりこう変えよう」の一言でまた変わってしまいますが・・・
しかしメールや決裁書など、「あなたが判断・決裁したことで動いてます」というのが書面化、文章化されることでそこに一定の責任が生まれるんですよね。
私の場合かつての気分屋上司がコロコロ変わらないように、口頭で決裁をとっても「後でメール送るので確認&返信お願いしまぁす」とか言って、意地でも文章で残すようにしました。笑
その承認をもとめるメールは宛先を上司、CCで部署全員入れて、かならず上司の「承認します」という言葉を入れてもらって、返信してもらう。
“相手を変える”となればかなり難しい事ですが、こちらが“やり方(承認プロセス)を変える”なら、十分できることですよね。
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イヤな上司「気分屋型」は不機嫌が面倒。対策は「かわいそう」
私が新卒で入社した職場の上司。普段は普通の人なのですが、不機嫌になると・・・
表情から雰囲気からとにッかく“近寄るなオーラ満開”になるような人でした。
その時の機嫌によって決裁が変わり、休みの申請が退けられ、些細なことでも論理ではなく当然のように“威圧”でうなずかせようとしてくる上司・・・。
でも何とか日々の仕事をやるしかない、という状況の中で考え付いたこと。
それは不本意ながら「なんかこの人、かわいそうな人だ・・・。」と思う事でした。
こんな職場で毎日実力以上のことを任され、おまけに不機嫌な空気が外へでないよう自制することさえできない未熟な人・・・。
そしてそれを慰める人もいないなかで、八つ当たりする対象が自分より立場が下の人間?
こうして悪い感情が表に出る人って、組織の中では上に行くのが困難であることが多いよね。きっとこの人もこのまま毎日イヤなことしながら不機嫌なまま生きていくんだろうなぁ・・・。
なんか・・・かわいそうだ。
こんな風に、その人の”生きざま”自体を客観視したことで、この上司が・・・
“威圧”で来ても →「論理的な思考がないからこうしてムリに服従させる術しかもたないんだな・・・。」
理不尽に決裁を退けても →「この人はこれからもずっと、感情によって人生の誤った判断をしていくんだな・・・。」
というように見る(自分の心を守る)ことができるようになっていきました。
これはぜひ、試してみてください。見方が変わることで、あなたの心のストレスが減少します。
イヤな上司「気分屋型」が怒り出す。そんなときは“いったん認めて論理で返す“。
上司が理不尽に怒り出したら「いったん相手の言い分をきいてあげる。そのうえで意見を述べる」という方法が有効です。
じつはこれ、上司に限らず怒っている人には有効な手段!
怒ってる人というのは理性が一部トンで、とにかく「自分の言い分・感情をぶつけたい!」という目的が先にきてしまうんです。
そのどうしようもない目的が達成されるまでは“怒り”の感情が続くことが多いもの。
ですので上司が怒り出したのが理不尽であろうと何だろうと、まずは一通り「ふむふむ」と何も考えずにきいてあげる。
(※注意:言ってくることは真に受けない、深く考えない。)
そうしてしばらく素直に聞くことで、多少なりと上司がクールダウンしてくるのを待つ。
気分屋の上司というのは部下をもつ立場として、どうしても“精神的に未熟”な点がある分、あなたがうまく調整してあげる必要がある、ということですね。
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イヤな上司の中でも“気分屋型”は子供を扱うように。
ここまで、イヤな上司のなかでも“気分屋型”についてお話してきました。
はじめにもお話しましたが、私のかつての上司はかなりの気分屋でした。
20人以上いる部署だったのですが、いつもその上司の機嫌によって決裁が変わったり、ある日急に言う事が変わって取引先にも迷惑をかけていました。。。
でもそんな中でも、やってかなければいけない。
そこで工夫して対策をとっていたのが、当時の私。
絡みづらい上司を前に、かなりの心理戦でした・・・。
克服するのには試行錯誤しながらだったので時間がかかりましたが、とても有効な策はとれたと思っています。
今度はぜひ、あなたの職場の“気分屋型”上司にも活かしてほしい。
そんな想いでこの記事を書きました。
あなたが気分屋の上司に悩まされる日々が、1日でも早くなくなりますように。
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