嫌いな人、そして苦手な人はあなたのまわりにいますか?
よく「どこへ行ってもイヤなやつが1人はいるものだ」と言いますが、私の持論では軽く2~3人は出会うのではと思うくらいです。笑
じつは私これまで学校や職場でイヤというほど人間関係には悩んできたほうなんです。
しかしその分、そういう”嫌いな人”に対してどうすれば自分の心を消耗しなくてすむのかを人一倍考えてきたというのも事実。
嫌いな人への対策について悩み抜いてきた私の考えを、ここにご紹介します。
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嫌いな人への”前提の”考えかた
学校や会社など自分が関わる場所が多くなるにつれ、いろんな性格をもった人と出会う事になりますね。
そんななかで”嫌いだ”とか”性格が合わない”と思う人と出会うのは、時に突然であったりするもの。
そういうときに「こういう考えかたをすれば心を消耗しなくていいよね」という、基本の考えかたについてご紹介します。
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前提の考えかた①:嫌いな人はあくまで”目的達成の手段”として見る
嫌いな人とは、サークルやその他自分が属しているコミュニティなどであれば関わらないことができます。しかし会社で同じ部署であったり必ず関わらなければ仕事にならないなど避けられないときってありますよね。
そういうときにはズバリ、相手を「目的達成のための手段」として見るのが大切なんです。
たとえば嫌いな人が職場にいたとして。その人がどんな性格であったとしても「その仕事をうまくいかせる」という目的は少なくとも同じはず。
なので自分の感情をもって相手の性格を見つめるのではなく、単純に「目的達成のための手段なんだ」と見ることができれば、ある程度ドライに考えやすくなるんです。
いくら嫌い・苦手であっても、どうしても関わらなければならないならば一旦ネガティブな感情を払いのけてみましょう。
はじめはカンタンではないかもしれませんが、そのうちフッと関わる目的だけが見えてくる瞬間がありますよ。
前提の考えかた②:相手に変化をもとめない
もう一つの考えかたとしては相手に変化をもとめない、つまり「変わってくれることに期待しない」ということです。
これは”あきらめ”のように聞こえるかもしれませんがそうではなく、”切りかえ”です。
人には”生まれ持った性格”があります。しかし、じつは育つ環境のなかである種「その性格になる必要があって」そうなっていることも多々あるんです。つまりその人がこれまで生きてくるのに必要であった性格ですね。
あなたとはまっったく違うようなあらゆる環境、そして求められる考えかたや行動。。その一つ一つが集大成として出来上がっている姿が、”あの人”なんです。
それを少し関わるくらいの人のために変えようという考えにはならないんですね。
※出典:https://pixabay.com/ja/
ポイント
「あの。。そんなことできればやってますよ。」という声が飛んできそうですが、じっさいに話をきくとキライな人に悩まされている人は「相手のイヤな人間性をわざわざしっかりと受け取っている」ことがとても多いんです。
ある程度の感情は仕方ないとしても、そこを深く考えない事で心の消耗を防ぐことができますよ。
もし嫌いな人の考えかたを改めさせようとしたり、あえてぶつかるようなことは双方にとって大きなストレスになります。そしてどうしようもないことに対してどちらかが傷つくことになりかねません。
長い目で見た時には”変えようのないものを変えようとする”のではなく、ぜひ”そのままの相手にどう対処するか”で考えてみましょう。
前提の考えかた③:仕返し・過度な反論をしないこと
嫌いな人のことで悩んでいる人の話をきくと対抗できない相手に”やられっぱなし”である状況も見受けますが、もっと多いのは”相手とぶつかろうとしている人”です。
先に言ってしまえば、嫌いな相手とぶつかっても良いことはありません。ドラマのように「イヤな相手をやっつける」「相手を感情で言い負かす」という思考でいると下記のようなことが起こります。
相手をやっつけると起こる事
・反感をかう
・仲間でなく”敵だ”と思われる
・”やり返し”がくる
・裏で違った内容を言いふらされる
ポイントとしては、嫌いな相手だったとしてもぜったいに”反感をかわないこと”です。
嫌いな相手に対してネガティブな気持ちをもってキツくあたることで状況が悪化した例をなんども見たことがありますが。。エスカレートしてほんとにヒドいことになりますよ。
お互いに相手を「嫌いな人認定」することで争わなくていいことを争う時間って・・・もったいないよね。
「相手をやっつける」「相手に反省させて謝罪させてやる」のような”やっつける”という思考よりも「自分が正しいと思うことを実践し、行動で示して勝つ!」くらいの気持ちでいたほうが悪循環を生まなくてすみます。
嫌いな人を分析し”守り”を固める
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もし私がとても嫌い・苦手な相手といっしょに仕事したり関わらないといけなくなったときには、とにかく相手を分析します。
「あの人イヤだ」と言って逃げることはとても簡単ですが、それより相手のことをよく知ることで今後の自分へのダメージを軽減できるからです。
「嫌いな所トリガー」を発見する!
誰かに対して良くない気持ちを抱くにはさまざまな理由があると思います。
なかでも「トリガーを見つける」ことで心構えができるようになるのでオススメですよ。
トリガー
”嫌いなところトリガー”
自分のアクションや、まわりの状況、そしてある一定の何かを行ったときに”嫌いな人”の”嫌いな所”が発動する、発起となるポイントのこと。
人の性格はとても繊細なものなので、ある一人をとってみても”すべてが嫌い”ということもあれば、”あの人のこんなところが嫌い”というポイントが見つかるはず。
まずはそのポイントについて知った上で「来るぞ・・・!」と心の準備をすることもできるし、そのポイントに対してよく対策を練ることも可能になってくるわけです。
「あの人嫌い → 離れる」という思考から「あの人のこういう所嫌い → そのことについて良く知ってみる」という考えかたに変えるだけでも、今後の気持ちのもちかたがとても楽になったりしますよ。
相手は自分のことをどう見ている?【悪化だけは避ける】
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もう一つ大事なのが、相手は自分のことをどう思っているのかを正確に知るということ。
それは自分としては嫌いだけれども、相手はどう思っているのかを知ることで対策も変わってくるからです。
・あなたのことを悪くは思っていない
・あなたのことを憎んでいる
・あなたとうまくやりたいとは思っている
・なんとも思っていない
次の章でくわしくお話しますが、人の心理として一度「あの人嫌いだ・・・」と思ってしまうとその後は”嫌いだ”というフィルターを通して相手を見ることになります。
そうなってしまうと少なからず相手に”嫌っている”という感情が伝わり、相手からも冷たい態度をとられて・・・という悪循環が生まれやすくなるので注意が必要です。
ここでポイントなのは「相手があなたを良く思っているか、そうではないのか」ということ。
相手があなたを悪くは見ていないのに、それをわざわざ悪化させる必要はないですよね。そこを見極めなければお互いにムダな争いを生むことになります。
余計な話をしなくて済む方法を考えてみよう。
いくら歩み寄ろうとしても、どうしても合わない人はいるもの。それは人間、しかたがないことです。
ど~うしても自分の心をネガティブにしてしまう相手とは、できるだけムダな接点をなくすのも手ですね。
ポイント
・要点だけを伝える
・間違ったことを伝えない
・ムダ話はしない
接点を少なくするためには”正確に”伝えることが重要。誤ったことを伝えてしまうとまた余計な接点が増える。そしてまた”トリガー”が発動することになります。
注意ポイント
人の心理的に、嫌いな相手に対しては「この人を克服したい」という気持ちが常にあることから、相手からすこしでも良い態度をとられると一瞬「ここからうまくやれるかも。。」と思ってしまいがち。それで本当にうまくいけばもちろん素晴らしい! ただ・・・そういう時は慎重な気持ちでいましょうね。
嫌いな人と接するときの”自分フィルター”をメンテナンス
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人は誰でもオリジナルの”自分フィルター”をもっています。
そのフィルターがずっと同じ人もいれば、常に変化している人もいるもの。
大切なのは誰が、そしてどんな環境が変わったとしても”あなた自身が”自分のフォルターをメンテナンスしていくことです。
”自分フィルター”とは
ざっくり言ってしまえば「物の見かた」という言葉になるのでしょうか。
人は過去の記憶や経験から物事を判断し、目の前のことに対処できるかどうかを考えます。
自分のなかにあらゆる情報が入ってくるときに必ず通る場所。それが”自分フィルター”なんです。
人の記憶は、できるだけ楽なほうに解釈しがちなんです。
それ自体は悪いことではないのですが、時としてもったいない方向へ行くときがあるんですよね。(”過去にツラい思いをした案件はもうやらない”、”あの人は変な人だから付き合わない”など。)
ここで大切なのは、「あなたのフィルターがきちんとメンテナンスされているかどうか」ということ。
「この人嫌い」と思ったらその人が何をしてもイライラしてしまうということはありますが、人や物事は変化するものです。
あなたの最新アップデートされたフィルターで物事を見たときに、「さほど悩むことじゃなかったな」と思えるような事もきっとあるはずですよ☆
嫌いな人と関わる”期限”をもうける
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どんなことをするにもいちばん悩みが多い、そしていちばんストレスになることって”人間関係”ですよね。
相手が変わらない、そして自分の考えも変わらない。そのうえでどうしてもストレスになることで心のダメージを受けてしまうのならば、がまんする期限を設けてしまうんです。
もしその期限までがんばってみても、何も変化する兆しがなければ下記のような行動をするときです。
期限がきたらやる行動
・相手と話し合う時間をとる
・気になる部分を打ち明け、前向きな着地点をさがす
・相手の上司に相談する
・会社を辞める
「いつまで耐えなければならないの?」という状態が新たなストレスをつくり出すもの。
しかし「(期限)まではがんばってやってみよう」というおしりを決めてしまうことで気持ちがだいぶ楽になりますよ。
嫌いな人との縁を断ち切る
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ここで注意しておきたいことは、あまりに精神的なダメージを受けすぎることで心を病んでしまうこと。
「あの人嫌いだなぁ」というレベルではなく、心に傷を負ってしまう程に耐えがたくなったときには、まよわずその場所を去ってしまうこと。
これは”逃げ”ではなく”撤退”、そして”守り”です。
今では数多く無料の転職サイト、そして退職を言いづらい方へ向けての”退職代行サービス”というのも充実していますよね。
その会社にはいろんな人がいるかもしれない、しかしあなたは”あなた”しかいないんです。
まとめ
どんな場所にもいる”嫌いな人””苦手な人”。
ここまではそういう人へ接するときの基本的な考えかたから、対策、最終的には自分の気持ちをいちばん大切にするということについてお話してきました。
冒頭でお話しましたが私自身、人間関係の問題については学校でもそうでしたし、ブラック企業を経て現在に至るまでかなり悩まされました。
しかしここに記述したような考えかたを少しずつできるようになって初めて、うまいキョリのとり方がわかるようになったんですね。
合わない人はあちこちにいるけれど、けして多数ではなくあなたと相性バツグンの仲間もいるはずです。
自身の心を上手に潤わせながらうまくやっていける方法を、今後も見つけていきましょうね☆
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