あなたの職場には、物事に対してとても”細かすぎる人”はいますか?
そしてその人自身だけが細かいのであれば良いのですが・・・
それをまわりにも求めてしまうとなると、ちょっとやっかいですよね。
過去、私の身近に仕事上で細かすぎるために「やりにくいな。。」と感じる相手がいました。
しかしそのような人に対する考え方や対処を工夫することで、自分の心が軽くなったという経験がありますのでご紹介します。
\思わず「なるほどなぁ」と言ってしまうような本です/
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“細かすぎる人”は「役割を演じている」と見る。
私が過去に出会った“細かすぎる人”。
そんな人って会社に1人は必ずいるものですよね。
しかしそれを「役割だ」と捉えることで見方が変わり、すこし気持ちが和らいだ経験についてお話します。
当時、私と同じ部署の先輩だった女性。
彼女はあまりにも細かい事が気になるために、常に忙しそうでした。
どんなプロジェクト、そして日々の小さな業務でも周りの人へ細かい指摘ばかりしているので他の社員からはその点についてあまり良い顔されていなかったんですよね。
しかしそんな彼女は不思議と上層部の人たちからの評価がかなり高く、なにかと大切な会議に呼ばれたり、相談を受けたりしていたんです。
当時の私にしてみればちょっと不思議でしたね。。
社員からの評判はよくないし、性格もちょっとネチネチしてたし、そんな大切な場所で活躍するようにも見えなかった。
しかし、そんなある日の事。
その女性と2人で仕事をすることがあったんです。
そして相変わらず細かいことでお説教をしてきました。
そこで私の心の糸が切れて、ついポロっと口に出しちゃったんですよね。
「私は〇〇さんみたく、細かいことに気づく能力がなくて・・・。」
すると彼女はとても可笑しそうにこう答えました。
「あなたは、あなたの役割があるでしょ?私の役割は、みんなが気づかないことを指摘して失敗しないようにする事なのよ。」
なるほど。そこでやっとつながりました。
彼女が会社のなかでいろんな大切な場所に呼ばれたり、上層部からの評価が高かったりしたのはこういうことなのか!と。
彼女の去りぎわ「だから、私はこの会社にいることができるの。」と言っていたのが印象深いです。
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細かすぎる人は、とりあえず“酔わせて”おく【妥協とは違う】
細かすぎる人というのは、時に正義感が強く、完璧をもとめる自分に酔っている人もいます。
とにかく完璧主義で、自身の理想的なイメージがあるためそこから“ズレ”を起こしたくないんですよね。
そしてそれが自分の美学であり、職人的な(個性的な)こだわりでもあるわけです。
その分、自分の思い通りに整ったときには嬉しいんですね。
「自分がこだわって、理想の形になったぞ!」という感じで自分に“酔い”を感じるわけです。
ただ・・・
その“思い通り”の範囲が本人を飛び越えて、まわりの人間にまで及ぶのが厄介。
しかも「自身の頭のなかをカンペキに再現しないと気持ち悪い」ということで、容赦なくあなたを思い通りに動かそうとしてくる人もいるでしょう。
そんなときには、こう考えるんです。
「とりあえず、酔わせておこう。」
みなさんも経験あるかもしれませんが、主義が強すぎる人って・・・
その人の考えかたを変えるなんて至難の業じゃないですか。
なので、変えようとしない。
そして、その人の思う通りにさせておくことで丸くおさめる。
これってね、一見こちらが妥協してるように見えますよね?
でもちがうんです。
その人への”見かた”を変えるんです。
ポイント
これまで:「いちいち細かいこと言いやがって~!(怒)」
これから:「とりあえずこうしておけば黙ってくれるな。(余裕)」
そう、「いつものことだ」と言わんばかりに、“対処”する気持ち・感覚で合わせていくんです。
「相手はとりあえず自分の思う感じになりさえすれば納得(丸くなる)なので、それをうまくやっていこう」、という考えかたですね。
私はそこの見かたを変えるだけで、イライラが“丸くする対策”となり、心の負担がすこし軽くなりましたよ。
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細かすぎる人には“あえて細かいところを言わせてみる”。
私が過去に出会った細かすぎる人が、会社の上層部の人に高評価だったことを思い出してみてください。
たしかに、こういう細かい人の役割としては誰も気づかなかった点や、細かくて誰も気にしなかった不備が“見える”人ではあるんですよね。
それを逆に利用してみるんです。
細かすぎる人から、単に指摘をされると・・・良い気持ちにはなりませんよね。
しかしあえて自ら「指摘して~」と頼んで指摘されるとなると、能動的なぶん“勉強した~”という気持ちになるんです。
ポイント
”細かいことを指摘させる”のではなく、自らお願いして細かいことを言わせる。
この逆転の発想によって、「自分が成長する(勉強する)ために言わせて利用してるんだ」という意識に変わるわけです。
細かいことに気づく能力は相手にあるのは確かなので、そこを自分の”栄養”にしてしまいましょう。
そうしていろいろ細かいところを指摘されるにしたがって、そのうち自分でできるようになれば、あなたはもう「細かい指摘さえ受けない人」になるわけです。
相手に感じるネガティブを、自身のプラスに変えるような考えかたということですね。
\さぁ、職場の心の悩みをうまく消していきましょう/
細かすぎる人自身も悩んでいるのが現状。
私は仕事を行う上でいろんな人と関わってきました。
なかでも以前このブログでご紹介した“主語がない人”、そして今回のような“細かすぎる人”は本人も悩んでいます。
「私はこれを伝えたくて話してるんだけど、なぜかわかってくれない。。」
「ここまでやればカンペキなのに、みんなやってくれない。。」
表ではデキる人感だして仕事していたとしても、ちがう場所でふと話をきくとこのような話が聞こえてくるんですよね。
まぁ考えてみれば、どんなことにしても全く同じ価値観の人たちがその場にピッタリ集まる・・・なんてことはないわけで。
であれば、ちょっと自分と感覚の違う人を白い目で見るよりも「どうすればうまくいくか」に焦点を当てたほうがいい。
だって自分自身のストレス軽減にもなるわけですからね。
あなたのまわりにいる”細かすぎる人”。
そんな人を見つけたら。
ほどよく相手の心を読み取りながら、心の形をうまく変形させてストレスを受けないようにしましょうね。
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