初めて会う人や友人、上司などと時間を過ごすとき。
会話が続かなくて気まずい雰囲気になったり、話が盛り上がらずに終わってしまうということはありませんか。
私はかつて、そういうことにとても悩んでいました。
そして話術に関することを勉強してみても、うまく実践できる方法って少なかったりしますよね。
ここでは、かつて会話があまり得意でなかった私でも実践しやすかった方法をご紹介します。
人間の心理からも読み解いています。
これを読み終わるころ、あなたに変化が起きるはずですよ。
\ 話のしかたでこんなにも変わるんです /
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数ある方法のなかで実践しやすかったこと
人と語りあうこと。そして何気ない話で盛り上がるようなこと。
そんなことは、私には無縁であるとさえ思ったことがあります。
しかし今の自分は、そんな風に考えていたことが懐かしくなるほどに”雑談”や”考えや体験を語り合う”ということが好きになりました。
そうなれたのも、実践しやすかった方法がいくつかあったためです。
相手の言葉のなかから次につなげる
ひとつ目は「相手の言葉のなか」に、次の会話へつなげる内容を見つけることです。
この方法は、とにかく相手と会話をずっと続けるのに役立つ方法です。
◆「今日は気持ちよく晴れてるね。」
→そうですね。晴れてると言えば、週末も天気よかったので息子と山に登りましたよ~
→そうですね。そしてこんなに晴れて暑い日でも外で野球してる人たちってすごいですよね~
◆「きょうは部長、機嫌悪いよね。」
→そうだね。だいたいは営業成績悪いときあんな感じになるんだ。この前も・・・。
→そうだね。機嫌悪いといえばきのううちの家内がさ・・・。
まずは相手が発した言葉の中にあるキーワードを見つけること。
そしてそこから連想されることを自分の経験に置き換えて話す。
もしくは「出来事に対する感想」といっしょに伝えることを繰り返せば、会話をつなげていくことができるんです。
会話が続かない人の話しかたを見てると、相手の話に対して「そうだね~。」「うん。」などの”同意”だけで終わっていることがよくあります。
雑談や何となく発した言葉のなかにもキーワードがあるはずなので、そこから次の話へ展開すること。
注意
あまりにもコロコロと話を変えると「この人ホントに話聞いてんのかな・・・」という違和感を抱かせてしまいます。
ひとつの話のなかでワードを拾って、ゆっくりと広げていきましょうね。
相手の武勇伝や過去の栄光を引き出す
2つめは相手から話を引き出す方法です。
誰しも過去にはツラい思いをしたり、それを乗り越えたこと、そして成功した経験というのがあるもの。
さて、それをうまく引き出すんです!
「いやいや、そんな話ふつうの会話のなかで話す人いる~??」という声がきこえてきそうですね。
大丈夫。ふとしたときに下記のような質問をしてみることで、自然とそういう話の流れにすることができます。
・あの試験合格するのって大変だった?どんなかんじだった?
・どうやってあの頑固な取引先の人と、これまでお付き合いしてきたんですか?
・あなたのように義母とうまく付き合っていくのってどういう事が大切なの?
・今の仕事ってどんな時に楽しいって感じる?
この例のように相手へ「HOW」の質問を投げかけることで、”体験”やその人のもつ”考え”を引き出すんです。
コツとしては「その相手だからこそ答えられる質問」をすること。
「”どうやって”奥さんと知り合ったの?」→ HOW?
「”なんで”転職しようと思ったの?」 → WHY?
多くの人は質問されることで「何かしら自分や過去のことに興味をもってくれているんだな」と感じるんです。
興味をもってくれたことに対して、悪い気持ちにはならないですよね。
\ ”アノ人”はもう読んでるかも。 /
あえて質問を生む話し方をする。
誰かと会話を続けたいと思うとき。意識すべきポイント3つ目は「質問させる」ことです。
「相手に質問をさせる」というのは、言いかたを変えると「相手に興味を持たせる」ということです。
たとえば誰かと話しているとき。
ザックリと「この前ハワイに行ってきた!」「話題のカフェ行ってみたんだよね~」という話をきいたあなた。
これだけをきくと「いつ行ったの!?」とか「誰と行ったの?もしかして彼氏~?」「どうだった?」とかききたくなりませんか。
つまり話しはじめるとき、あえて細かな説明を入れずに”ザックリ”なことを、相手にポンッと提示することで興味を惹く方法です。
会話が続かない人の盲点
話し始めからさまざまな情報を、がんばって詰め込んで話す人がいます・・・。
聞き手としては質問がないので「そうなんだね~」という返答しかできませんよね。
しかし話し手は「がんばって話してるのに・・・」と感じてしまうんです。
たくさん情報をつめこんで話したい気持ちもわかります。
でも、そこを抑えて「質問させるには」を意識して話をするだけで、かなり変わってきますよ。
ポイント
・話し始めはあえて細かな説明を入れない。話をポンッと差し出す
・漠然とした話には質問されやすい。興味をもってもらう
・話に情報をつめ込みすぎると会話は続かない
話のなかに"感情"という「万能薬」を。
人との会話で意識するべきポイント4つ目は「話のなかに感情を盛り込むこと」です。
なんでもない話でも「感情」を盛り込むことで話の内容に”いろどり”がうまれ、面白い話となります。
例えば下記を見てください。
さて、そこに「気持ち」という万能薬を入れてみましょう。
これは同じ「原宿でパンケーキを食べた」という内容に対して”自分の気持ち”を入れています。
後者のほうが、少なくとも「楽しかったんだなぁ!」という事は伝わりますよね。
そこから「へぇ~どこのお店?」とか「やっぱりふつうのパンケーキとちがうの?」とか質問したくなるのではないでしょうか。
話法のワザ
これは相手に質問するときにも有効です。
「その時ってどんな気持ちだったんですか?」「緊張しましたか?」という、気持ちを聞き出すような質問をしてみてください。
そうすることで相手が話す内容に”気持ち”が入り、盛り上がる話になりやすいんです。
\ いい空気つくっていきましょ☆ /
"聞き上手"は「会話上手」であるとみなされます。
ここでひとつ「会話上手だ」という印象をもってもらう方法についてお話します。
会話するとき。「自分から話をしなきゃいけない」と思っていませんか?
それが前提だと「話す内容が浮かばない・・・」という状況になりがちですよね。
しかしここでは一旦見方を変えて「聞き手」として会話の状況を考えてみましょう。
そうすることで、また”違った捉えかた”ができるので、ここでぜひご紹介させてください。
あまり話さずとも会話が成り立ってしまう不思議。
みなさんは”聞き上手”ときいてどんなことを思い浮かべますか。
聞き上手とは。
「相手の話に上手に耳を傾け、適切な相づちにより気持ちよく話をしてもらう雰囲気をつくるような人」ですね。
雑談する上では相手に話をさせることができれば有利です。
先に紹介した4つの方法を駆使する。
そうしてたくさんの話を引き出しながら、"聞き上手"側へまわるんです。
それは、下記のようなことが起こるからです。
話をしたほうは"たくさん会話した"と感じる。
話をたくさんすればするほど、話した側の人は「君とはたくさん話しちゃったなぁ~」となるんです。ふしぎと。笑
もちろん双方に同じくらい会話をすることができれば良いのですが、それが難しい場合ですね。
そんなときは勝手にたくさん話をさせて、とにかく"聞き上手"にまわっちゃいましょう。
さらに付け加えると、人間の心理として下記の2つのシーンで「いっぱい話をした」と感じます。
「考えながら話すとき」
「思い出しながら話すとき」
ようは”頭を使うとき”ですね。
みなさんも「集中してたらあっという間に時間が過ぎた!」という経験ないですか?
その感覚を相手に感じさせるんです。
さいごに。相手に興味をもってもらえたら”勝ち”です。
「話すのが上手な人ってうらやましい。。」
私もかつてはそう考えている一人でした。
でもそんな話が上手なひとを観察するなかで、会話が得意な人にもいろんな種類があることに気づいたんです。
ここでご紹介したのは、そんななかで実践も交えながら見つけた話法です。
なにも芸能人なみに話すことができなくても、ちょっとしたコツで会話ははずむ。
そしてうまく相手の話を引き出して聞き上手になるというのも、会話の中で練習すればすぐにうまくできるようになります。
大丈夫。
話下手な私でもできたので。
みなさんが、素敵な会話に気持ちがはずみますように。
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