突然ですが、抜歯ってやった事のない人からすれば・・・怖いですよね。
私もつい先日に抜歯をしてきたのですが、小心者の私は抜歯の予定日が近づくほどにモヤモヤして落ち着かない気分になっていました。
ここではそんな抜歯が不安でたまらない人へ向け抜歯がどんな風であったか、そして「思ったより大丈夫だよ!」ということをお伝えしていこうと思います。
この記事でわかること
- ”前向き”に生えた親知らずについて
- 抜歯は”予定日までの期間”がいちばんイヤな時間
- 実際に抜歯の施術はどんな感じだったか
- ”痛み”はどうなのか
- 終わったあとはどうだったか
- 結局のところ何がいちばん大変だったか
-Contents-
「いつかは抜歯しなきゃ」の”いつか”が来た
あぁ。。なんか奥の方に変な舌触りの歯があるなぁ。
でも別に痛みが出てるわけじゃないし、もう少し放っておくか。
ハミガキきちんとしてれば大丈夫でしょっ。
まぁ、抜歯になかなか行かない人の心理ってこんな感じじゃないでしょうか。笑
じっさい私もそうだったので気持ちはよくわかります。
しかしそうして放置したまま何年もすぎ、ある日歯医者へ行ったら。。親知らずが虫歯になりかけていたんですね(汗
生え方にもよりますが、親知らずって他の歯と比べて虫歯になるリスク高いらしんです。
抜歯予定の歯が”前向き”に生えている歯だった(私の場合)
私の場合、親知らずが1本だけ右下の奥歯に生えていたんです。
しかもまっすぐ上に生えてくれていればまだいいものを、レントゲンで見ると下図「手前の歯にぶつかっている」のようにほぼ前向きに生えてきてしまっている始末。。
町の小さな歯医者さんでは抜歯ができないので、大きな病院へ紹介状を書いてもらい抜歯することとなりました。
前向きの歯ってどうやって抜くの?
「よりによって、なんで私の歯は前向きになんて生えてきてしまったんだ。。」
そんな風にいくら後悔し悲しんだところで、私の歯がまっすぐにピョコッと治るわけもなく不安な日々を過ごしました。
私のように前向きに生えてしまった歯の抜きかた。
それは物理的にも簡単なもので。。要は「上を削って、残りを抜く」というもの。
「ほぉ、ふむふむ、おぉ~なるほど・・・それは怖いですね。」
というのが、説明をきいたときの私の素直な反応でした。笑
「いやいや、そもそも虫歯とかで歯を削るのも怖い思いするのに、歯の上部をふたつに分けるほど切るってどういうことですか!!?」と。
しかし後述しますが、抜歯というのは抜く事がきまり、予定日の施術を迎えるまでが不安でしょうがないもの。
やることは決定なのだからと、できるだけ怖い事を考えずに過ごしたいですね。
\ 過去にこんな本で楽になったことがあります /
実際の施術はどうだったか
いよいよ当日を迎え、診察台に乗ります。。
先生たちは慣れているのでタンタンと準備をし「緊張してますか?大丈夫ですからね~。」などと声をかけてくれる。
でも「怖い。。」という気持ちは消えず、それでも腹をくくるしかないな!という気持ちでした。
いちばん痛いのは麻酔の注射だけ。
実際に抜歯をした人の体験談とかきくと、同じようなことを言います。
「ほんとかなぁ?」と思う方もいるかと思いますが、
結論から言うと「9割合ってる」です。
ポイント
麻酔の注射は、いつも歯医者で治療する前に歯茎にチクッと注射しますよね。あれがほんの数回という感じ。
当然、最初と2回目くらいの”チクッ!”がいちばん痛い。でもそのあとはじんわりする程度。
しかし私の場合、レアですが削り始めもちょっとだけしみたんですね。
なのですぐに手を挙げてその旨伝えるとすぐに麻酔を追加してくれて、その後の痛みはありませんでした。
まぁこういう事もあるので、上記で「9割合ってる」とさせていただきました。笑
注意ポイント
万一痛くて手を挙げるときは「左手を挙げる・右手を挙げる」は必ず守りましょう。
削っている最中に、誤って先生がいる方の手を挙げてしまうと施術中なのでキケンです。
いちばんの恐怖は”音”にあり(痛みはなし)
私が施術中にいちばん怖いと感じたこと。
そう、やはり「音」はどうしても怖いという気持ちを引き出していました。
上記した「歯をふたつに分ける」という、あの削る音ですね。
これはふつうに虫歯を削る音とはまた数段違う音で、とてもかん高いというか、大きな音でギィィィーーーン!!という音がしばらく鳴ります。。
「あぁ、しっかり削られてるなぁ。。」と手に汗をかくときですよね。。
しかし同時に思うのは・・・
あれ、でもぜんぜん痛くはない。。。♪
ということ。
「こんな音がするような事をされているなんて、痛そう!汗」と思うのですが。。
そう、音は工事さながら大きな音で「恐怖!」なのですが”痛み”というと、ないんですよね。
ですので痛みというより、音に耐えるような感覚です。
そして先生にもよるうかと思いますが「もう少しですからね~」とか「もう一度だけ、短く削りますよ~」とか声をかけてくれるので、自分の歯が今どんな風になっているのかがわかり安心します。
施術中のそういう声かけってほんとに天使のように聞こえました。笑
歯を”引っ張られる”というより”押されている”感じ。
”抜歯”という文字の通り、歯を”抜く”というのは間違いないですね。
しかし不思議と施術のあいだは歯を”引っ張られている”感じはなく、原理はわかりませんが逆に”押されている”感じがするんです。
これは他の人の体験談でも語っている方がいました。
まぁその押しかたとしてもけっこう力を入れて「ググッ、グッ、グッ・・・!」という感じ。
私の場合は上記したように「歯の根がしぶとかった」ようで、けっこう先生ががんばっていました。
腕の筋肉に力を入れるときの振動まで歯を通して伝わってくるほどに。
なので診察台にいながらも「歯を抜くっていうのは結局、”ちからワザ”な部分もあるんだよなぁ」と思っていました。笑
ポイント
本来ならば、こんなに人から力を入れてなにかをされると痛いもの。
しかし施術中はそれでもぜんぜん痛みはありませんでした。
たまに歯が割れる音(大したことないです)
抜歯する上ではこの歯が割れる音がイヤだという声もききます。
しかし歯の状態や人の感じ方にもよるかと思いますが、私はわりと平気でした。
というのもその前に、上記したあの歯をふたつに分けるときの大きな音の後なので感覚はマヒしますね。笑
「ちょっと歯が割れる音しますよ~」と声をかけてくださり、なにかの器具で先生が歯を挟むと小さく。。
「ペキッ・・・ピキッ。。」
となる程度。
歯を二つに分けるときの大きな”工事音”と比べると可愛いものです。
ただ人によってはこういう音が気持ち悪く感じるというのはあるのかもしれません。
抜歯の施術を終えたあと
上記したような音に耐え、長く感じる時間も終わると、その解放感にしばしウキウキした気分になります。
麻酔がしっかり効いてフガフガしたような口元に違和感をおぼえながらも、心からの感謝を医師に伝えます。
正直言うと、終えたその日だけは大変です。
私が抜歯をした全体を考えた時に、いちばん”大変だった”こと。
それは、ズバリ施術を終えたその日です。
なにが大変だったかというと。。
・とにかく血が止まらない。
・ねっとりとした唾液がひたすら出てくる。
もうこの二つです。
多少の微熱が出ましたがダルさはないし、抜いた場所が痛むのも鎮痛剤を飲んだら平気になりました。
しかし上記2つだけは、施術を終えて家に着き、夜寝るまでのあいだずぅ~~っとでしたね。汗
対策はガーゼを噛む!
抜歯って、身体にとってはとてもすごいことをされたのと同じなんですよね。
ですので抜いたところから血はでてくるし、身体の反応としてそれを修復しようとたくさんの唾液が分泌されるんです。
私自身「こんなに出るか。。」と思ってましたが、看護師さんいわく施術の当日はたくさん出るものだと。
「2日、3日と経つと血の味も薄くなってだんだん修復されますからね」とのこと。
まぁ、それにしても当日はけっこうひどくてひたすら「口内に血&唾液がたまる→それを吐き出す」の繰り返し。
それを何時間も繰り返していました。この時がいちばん不安をおぼえた時でした。。。
注意ポイント
ある程度血が出るのは仕方ないそうなのですが、鼻血のときみたくトロトロ・・・という出かたは良くないようです。
そういうときは病院へ連絡するか、厚めのガーゼをしっかりと噛んでおくことが大切であるとの事。
ですので、抜歯を行う当日までに「ガーゼ」は必需品であると思って良いと思います。
薬局や100均でも安くでたくさん入っているものがあるので、前もって買っておきましょう。
私の場合、13時半頃に施術を終えたのですが夜22時くらいまで唾液、そしてそれに混じった血がとまりませんでした。
それでも寝るとき、そして次の日に起きたときにはある程度良くなっていましたよ。
(余談)口の中でかたまった血に心配しないこと。
口の中でこんなにもたくさん血が出たことのなかった私がもう一つ驚いたこと。
それは、口のなかで固まった血のこと。
抜歯した場所から血が少しずつ出て口の中に溜まると、その血が体温でかたまるんです。
しかもなんだか気持ち悪いトロッとした、ぶよぶよな物が歯に乗っかっている感じ。。。
私、はじめそれが血が固まった物だと思わず
「何かの施術ミスでほほの内側がただれてきたんじゃ・・・(怖!!)」
と慌てたんです。笑
しかしガーゼを噛んでいるうちに、とろり~んと取れて落ちていきました。
いやぁ、でも今まで口内でたくさん血が出たことなくて抜歯も初めてな人はけっこう驚くんじゃないかと思い、念のためここに「心配ないよ☆」と書いておきますね。
ちなみに私は施術から5~6日間くらいは軽い違和感から抜歯した側と反対側の歯で咀嚼していましたが、1週間もするとこれまでと変わらずふつう通りに物を食べられるようになりましたよ☆
抜歯は”抜くまで”が不安なもの
私がここで言いたい事のひとつ。
それは「抜歯というのは抜くまでの不安がいちばんストレスだ」ということ。
まぁ終わった日のいろいろはありますが、抜歯が終わったことによる解放されたような気持ちはあるわけです。
ですので過度に怖いことばかりを考えるのではなく、ある程度「よしっもう腹をくくるぞ!」というくらいの気分でいたほうがストレスは少なくて済みます。
何度も言いますが、施術中は音が怖さを引き立てているだけで痛みはありませんでした。
病院や歯医者さんによっては”笑気ガス”(※ほろ酔いで楽しくなったような気分になるそうです)で気持ちをリラックスさせることもできるようですし、どうしても怖いという方はお願いしてみるのもありかもしれません。
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