幸せの考えかた

【考察】お金が存在しない世界の”物”と”食”について。

 

お金が存在しない世界については、以前の記事「お金が存在しない世界について本気で考えてみた」にて考えを述べさせていただいた。

 

この一見突拍子もないと思える考え方については、まだ私のなかに生き続けている。

 

 

地球上では、人が活動する場所では当然にお金が動いている。

そしてそのお金は、私たちが生まれたときから当たり前のように存在しており、どんな物を購入するにもお金が必要なのだと、心の奥底にしっかりと染み付いている。

 

 

もちろん、お金というのはエネルギーが宿っており、その交換を通して自分の物欲や心が欲しているものを満たすことができるのは素晴らしい。

ただ私たち人間は、本当にお金という手段でしか満足して生きていくことができないのだろうか・・・?

 

 

いろいろ語りだすと長くなるので、ここでは「物」「食事」についてギュッと絞ってお話してみようと思う。

 

この本を読むと、お金や世界への見方が変わりますよ。

 

 

-Contents-

お金の存在しない世界での“物”

 

世の中にあふれている“物”について考えてみてほしい。

 

身の回り、町のなかで見かけるたくさんの商品。

そういったものは、お金で購入して所有することで成り立っている。

 

しかし、そもそもそれは、その商品を作った会社がお金を儲けるために作られたもの。

 

本当は十分過ぎるほど物に満たされている状態である人々を、どうやって「自分はこれが足りていない」「これを所有しなければいけない」という思考へもっていけるか、という視点で商売をしている。そこには「足りない」などと思わせるための深い心理作戦や、(言っては悪いが)本物以上に良く“魅せる”ための工夫が、これでもかと詰め込まれているのだ。

 

このように、ある程度満足している人々へ商品を売るためには常に「足りない」と思わせなければならない。中には詐欺ギリギリのウソまでつく人もいるだろう。

 

 

私はなにも、これらすべてが悪だと言っているわけではない。

 

世の中にはたくさん素晴らしい商品があり、これまで生きてきた中で皆と同様たくさん素敵な物によって物欲を満たしてきたからだ。

 

 

ただいちど立ち止まってよくよく考えてみると、実はたくさんの不要な物に囲まれていることに気づく。

 

そしてそれを手に入れた根本の原因をたどってみると、それは“必要だった”から買ったのではなくて“ほしい物を探して見つけた”から買ったものが多い。

 

 

つまり、もともとは無かった欲求を自分で作りだし、そしてそれを満たすという行為を自分で自分に行っていたことになる。そしてもしもその物欲が満たされなければ、私は自分に“小さな不幸”を感じたかもしれない。

 

 

それらの物を作った人々は、売上という“お金”が目的で作ったというのが前提としてある。

 

もちろん作り手としての商品に対する情熱や想いはあっただろう。

ただそれを生み出して世に広げる時、その先にある目標がお金になった時点で、私はそこに少しの違和感を感じてしまうのだ。

 

 

きっとお金の存在しない世界では、すでに満足している人の心にわざわざ“不足感”を作り上げるようなことはしない。

 

純粋に「こんな物があったらいい」という希望があり、同志が集まって作り上げ、それを本当に必要としている人たちだけが、必要な分だけを手に入れる、という世の中だろう。

 

 

そしてそんな世界において、もし本当に何かに不足し困っている人がいれば、その作り手は迷わずそれを提供する。

 

地域間でのコミュニティでは、きっとそういう事が行われるはずだ。

 

 

知的な生物として、本当はそうやって助け合って生きていくのが本来の姿としては自然なのかもしれない。

 

この本を読むと、お金や世界への見方が変わりますよ。

 

 

お金の存在しない世界の“食事”

 

食料品だってそうだ。

 

日々満足な量を食べることのできる人たちに、なんとか商品を買ってほしくて人気のキャラクターをプリントしてみたり、時には味わいに対して過剰に広告や説明を誇張したりする。

さらには長く販売できるようにするため、健康を度外視したような添加物をこれでもかと混ぜ込み、日持ちさせることで利益を上げる仕組みをとっている。

 

 

たくさんの動物を犠牲にもする。そして舌が肥えている人たちにも美味いと思わせるために、これでもかと味を濃くし、甘くし、さらに過剰なデコレーションをしまくる。

本来人間が多量に摂取しないような量の添加物やその他有毒物質をいれ、健康を無視して販売することも平気で行ってしまうのも、すべては売り上げを立てる(お金)必要があるからだ。

 

 

ここで「もしもお金が存在しなかったら」と考えてほしい。

 

 

そんな世界では純粋に「美味しいものを作りたい」という人々が、身体に悪くない、そして動物や環境にも悪くない方法を使って素晴らしい食料を作り上げるだろう。

現世のように過剰に消費させる必要もないので添加物などは一切使わなくなり、無理やりに美味しく作る必要もないので過剰に甘くしょっぱくする必要もない。

 

 

「じゃあ味が薄くて何も美味しくないんじゃ・・・?」と言われることもある。

 

 

そんな方にはぜひヴィーガン食を食べてみてほしい。自然由来の食物や調味料しか使っていないにも関わらず、味としてはかなり美味しい物もある。

そしてそもそも、そんな世界には過剰に味付けしたものも存在しないので、それを求める人もけして多くないと考える。

 

 

「売り上げ利益が目標でない」というだけで、ここまで健康的に、そして環境にもやさしくなれるのだ。

 

 

この本を読むと、お金や世界への見方が変わりますよ。

 

 

お金の存在しない世界は人々の中にある。

 

友人や知人と、時に「お金の存在しない世界」について話をすることがある。

 

しかしこんな事を想像さえもしたことのない人からは「ちょっとおかしいんじゃ・・・?」みたいな顔をされることもよくある。笑

 

 

ただこれまでの歴史を振り返ってみても、かつて世の中で日常になっている事について異議を唱えた人は皆白い目で見られたもの。そして遥か長い年月をかけて、現世では当然になったことも数えきれないほどあるだろう。

 

それといっしょで、この”お金”を使って回している世の中も数百年後には、もしかすると歴史の先生が「この頃の人類は”お金”という物を使って・・・」という話をしているかもしれない。

 

2021年現在において「経済システムはほぼ崩壊している」「通貨リセットがくる」などという話も数年前から聞くこともある。

 

 

しかし・・・世の中は何も変わっていない。

 

 

ただ、お金の存在しない世界について全く知らない考えたこともない人々の心の奥底には、きっと「そんな世界が良い」と感じる気持ちがあるはずだと思っている。

 

 

今はまだ、それが現実的でないだけ。

 

すべて経済がお金でまわっている世界から、まったくお金が存在しない世界に移行するにはかなりの工夫と準備の時間が必要だろう。

 

 

 

しかしこれが実現した世の中というのは、今のお金を中心とした世界よりも断然生きやすいだろうと、思ってやまない。

 

 

この本を読むと、お金や世界への見方が変わりますよ。

 

 

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  • この記事を書いた人

hayato

幼いころから要領の悪かった私はたくさん苦労してきました。しかしそんな私であるからこそ自分なりの考えや、うまくいっている人の研究を熱心にすることで良い方向に進むことができたと思っています。これまでのさまざまな経験から、こんどは過去の私と同じように悩んでいる方へむけて発信していければと思っています。

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