心理学

理由のない不機嫌を感じたら、考えるべきこと。

 

みなさんは、とくに理由がないのにイライラしたり自分が不機嫌になっていると感じる事はないですか?

 

かつての私はよくそういうことがあり、特に学生の頃はそんな”理由のない不機嫌”に悩まされました。

自分がなぜそうなってしまうのか、そしてその対処法のわからなさにツラい思いをしていたんですよね。

 

でもそんな自分のことをあきらめずに、しっかりと心と向き合って真剣に考えたことで光が見えたんです。

 

ここではそんな考えかたについて、みなさんにも知ってもらいたくてご紹介しようと思います。

 

\ 不機嫌と向き合えば、ならなくてすむ! /

 

 

-Contents-

理由のない不機嫌は”外から”でなく”内側から”くるもの。

 

私が過去、理由なく不機嫌になってしまうことに悩んでいたとき。

当たり前のように「ネガティブは何かから与えられるもの」と考えていました。

 

でもそんなときにある心理学系の本に書いてあった一言に衝撃をうけたんです。

正確な文章はおぼえてませんが、内容としては「相手に感じる威圧は与えられるものではない。自分が作り出すものだ。」と。

 

ここでは”威圧”について書かれていたんですが、私の中ではそれにとどまらず他のネガティブな感情についても同じなんじゃないかと考えたんですよね。

 

たとえば当時、とても悩んでいた”不機嫌”。

これも、きっと何かが起きることで小さなストレスがいつのまにか溜まり、それに耐えかねて”不機嫌な自分”ができあがるんだと思っていました。

もちろん、そういうこともあると思います。

 

でもそういう「外からの」ことに影響をうけるだけでなく、じつは自分自身がネガティブな気持ちを”つくりだす”こともあるんですよね。

 

そこには人の”思い込み”が関係しているんです。

 

 

人間の「思い込み」のすごさ

 

たとえば、あえて下記のような考えかたをした場合どうなるでしょうか。

 

ポイント

・あらゆる出来事や物に対して”否定”してみる

・大したことないのにわざと不機嫌な態度をとる

・自分が何となくモヤモヤしていると考える

 

・・・まぁ、おわかりのように否定したことは本当にイヤになってくるし、大したことないのにイライラしてくるし、だんだんホントにモヤついてくるんですよね。笑

このように「こう考えてください」と言われたらネガティブの感情がわくことに対して「そりゃそうでしょ。。」と思うはず。

 

 

しかし人が日々生活していくなか、まるでルールを決められたかのように自分の気持ちを無意識に作り出してること。。けっこうあるものなんです。

 

 

どういうことかと言うと、言い方は変ですが自分の価値観のなかで

「こういうときはイライラすべき!」「こういう状況ではモヤモヤすべき!」

という考えかたがいつのまにか独自の無意識ルールのなかで決まっている、ということ。

 

 

「いやいや、ルールっていうか自然に起こる感情でしょ。。?」と思うかもしれませんね。

 

 

しかし「理由のない不機嫌」と考えられる現象に関しては実態として、先に自分の”こうであるべき”という感情ルールがあった上で反射的に不機嫌になるということが起こっているんです。

 

たとえば私の場合「退屈を感じたら不機嫌になる」「別のことしたいのに話しかけられると不機嫌になる」という無意識ルールがありました。

(こういうのって人から言われるまでぜんぜん気がつかないものなんですよね。。)

 

自分ではぜんぜん意識していないので「理由もなくイライラする。。」くらいに思ってしまう。

でもじつは自分のなかでかなり無意識な「こんなときイライラするルール」があったうえで不機嫌になっていた、ということに気がついたんです。

 

 

これまでの不機嫌を分析すること

 

もし過去の私のように、自分では気づかない理由で不機嫌になってしまうことに悩む方。

そんな方へは過去や現在においての"不機嫌となるトリガー"を探す意識をしてほしいんです。

 

じつは心のなかにある自分だけの"不機嫌トリガー"。それはこんなことを意識することで見えてきます。

 

ポイント

・どんな状況で理由のない不機嫌を感じたか

・状況のなかに過去と似通ったことはないか

・そのときの体のコンディション

・そのときに我慢していたことはないか

・さいきん退屈を感じていないか

 

過去のあるとき、私がこうして自身の"理由のない不機嫌"を分析したところ、物事のなかに理由があるのでなく「睡眠が不足していたとき」という、なんとも笑える要因を見つけたこともあります。笑

しかしそんなことでさえ自分では気づかず、分析してはじめて気づき、対策をとることができたのです。

 

hayato
いちばんもったいないのは「これは自分の性格だから」とあきらめてしまうことですね。

 

こうしてきちんと「物事のなか」や「心、体のコンディション」にいたるまで自己分析していると、あるとき不意に"理由のない不機嫌"の要因がうかんでくることがありますよ。

 

 

さいごに。自分の心がわからないときにすること

 

人って不思議で、自分のことをよくわかっているつもりでわかっていないものなんですよね。

 

「こんな気持ちになるのはなんでだろう。」

「人からどう思われてるのか。」

 

そういう言葉を耳にする方も多いのではないでしょうか。

そんなときに有効なのは"自己分析"だという話をしましたが、それよりも有効なのは何でしょうか。

 

それは"他人"なんですよね。

上記で「自分の思い込みのすごさ」という話をしましたね。

自分では「こうだ!」と思っていても、他人から見れば違うこと、そして本人がわからなくても他人ならすぐにわかることってたくさんあるものです。

 

どうしても自分がわからないときには、思いきって信頼できる人に相談してみるのが有効。

いつまでもわからないことを悩まず、考えても分析してもわからなければ人に打ち明けてみましょう。

 

あなたの思っていなかったことが、見えてくること。。あるかもしれませんよ。

 

 

 

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  • この記事を書いた人

hayato

幼いころから要領の悪かった私はたくさん苦労してきました。しかしそんな私であるからこそ自分なりの考えや、うまくいっている人の研究を熱心にすることで良い方向に進むことができたと思っています。これまでのさまざまな経験から、こんどは過去の私と同じように悩んでいる方へむけて発信していければと思っています。

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