さいきん仕事で失敗ばかりする。あの行動は失敗だった。。
”失敗”と一言で言ってもさまざまな種類がありますが、失敗してしまった後の後悔とモヤモヤした気持ちは耐えがたいものですよね。
私は幼いころから人より要領が悪く失敗の多いほうでした。
しかしそんな私であるからこそ人一倍、学ぶことが多かったのも事実。
ここでは”失敗”ということの本質を考えながら、失敗を防ぐ方法についてまとめてみたいと思います。
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失敗って、そもそもどういうこと?
世の中にはたくさん失敗してしまう人とそうでない人がいますね。
しかし多かれ少なかれ、誰でも失敗はしているもの。
あなたのまわりにこのような人はいませんか。
私自身、いつもこのように考えているような人間でした。
失敗に対してうまく対処できるようになるために、まず”失敗”というものの本質について考えていきたいと思います。
失敗の本質。
世の中でよく「失敗した」というときには下記のように使われます。
「失敗」
物事をやりそこなうこと。方法や目的を誤って良い結果が得られないこと。しくじること。
※引用:コトバンクより
まぁ、自分がやろうとしたことが思い通りにいかなかったり計画どおりに物事がうまくいかなかったときですね。
でもちょっと待ってください。
ここまでは当然です。
ここはそんな当り前のことをお話するための場所ではありません。
多くの人が陥りがちな、もっと重要なことをお伝えしたいとおもいます。
それは、失敗をしたと感じている人の多くは「思考の停止」をしてしまっているということです。
失敗は思考の停止。
あなたがやっていることがうまくいかずに失敗したとして。
「やってしまった。。」と落ち込む。まわりからも悪く言われる。誤ることしかできない。場合によっては拗ねる(笑)。
多くの方がそうなりがちなのですが、このような人たちというのは”目の前のことだけ”を見がちだと思うんです。
もちろん自分がやってしまったことで目的を達成できなかった、もしくは誰かに迷惑をかけてしまったというのは事実かもしれない。
しかしそこでもう少し未来へ目を向けたときに、それを失敗としない見かたができるようになるんですね。
\ ”失敗してしまった”という事実からの思考転換 /
・その失敗のおかげで、次のミスを防ぐことができる
・問題が起きたときの対処法がわかった
・自分の伸びしろが増えた
・未来で「過去できなかったことができるようになった」という評価を得られるチャンス
・この失敗を笑い話として人に話せる
・うまくいかない方法を身をもって知れた
ざっと挙げるだけでもこれだけあります!
要は「失敗は誰でもするけれども、その後の思考をいかに持って行くのかが大事である」ということです。
過去の私は「同じ失敗はしない」という教訓を得ることまではできていました。
しかし「伸びしろが増えた」「できるようになることで将来褒められる」という思考にまでは至らず、やみくもにがんばっていたのを覚えています。
そしてそんな私だったのですが、要領の悪い私を尻目に「失敗しない人」「失敗してもうまくいっている人」という”スーパーデキる人”はいました。
当時はとても悔しくて、そのような人を近くでよく観察していました。
失敗しない人の特性から分析
失敗しないような要領のいい人って、聞こえとしては「とても頭が良い」とか「理解力に長けている」という印象をもちますよね。
しかし失敗してもうまくいっているような人を観察していると、どうも「頭がいいから失敗しない」というわけではないことがわかってきました。
そこには大きくわけると下記5つの”特徴ある考えかた”がベースにあることが見えてきました。
常に”失敗の先”をみている
なんでもうまくやっている人の口から「成功するまでやれば失敗ではない」という言葉をききました。
それをきいた私は「なんて極端な!」という感想をもったのを覚えていますが、今となっては正しかったなと。
冷静になって考えてみると、何かを始めるとしてそれが何の困難もなしに成功するほうが難しいんですよね。
自転車に乗れるようになるのに何度もコケたように、いろんなケガをしながらできるようになる。それはビジネスでもプライベートでも同じだと思います。
大切なのは”その失敗の先になにがあるのか”。
つまり失敗を”道の途中だ”と思うことさえできれば、目の前にある失敗も必ず意味のあるものだと信じることができるのです。
ポイント
・失敗した先の目標を見ることができれば、落ち込むことでないと気づく
・”失敗した→自分はダメだ”は、思考停止。
”楽観的な見かた”ができる
上記したような”先を見ている人”というのは、いい意味で楽観的です。
失敗というのもある意味”前提”として見ているので、いざ失敗してしまったときにはそれを補うための行動、そして対処がとても素早いんですよね。
なので失敗して落ち込んでクヨクヨしている人よりも格段に行動が早く、評価もされやすい。それが転じて”デキる人”のようにも見えます。
ポイント
・失敗を前提としているので落ち込まない
・失敗したときの対応が格段にはやい
・失敗してもいいとさえ思っている
こちらの記事もご参照ください☆
>>「仕事でミスした?落ち込むのはまだ早いです。【自分はダメと決めつける前に】 」
”失敗のあとは良くなる”と信じている
上記で「失敗して落ち込んでしまう人は”目の前”のことだけを見て落ち込む」という話をしました。
しかし成功する人、失敗を失敗としない人はさらに遠くを見ているので、とにかくポジティブなんですよね。
むしろ「失敗したからこそ得るものが多かった」「スムーズなほうが逆に不安」くらいの事を口にするほどです。
あなたのまわりには人の失敗に対して改善点や次に活かす考えかたでなく、単なる非難や人格否定を口にする人はいますか。
もしいるとすれば耳を貸す必要はありません。なぜならばその人自体が”目の前のことしか見えない人”だからです。
そのような言葉に惑わされず、きちんと自分の目標にむかって行動している人にとっては失敗でさえ自分の経験として宝物にできるものです。
ポイント
・失敗から学ぶことで良くなることが多い
・”すべてうまくいっている”より失敗した方がダメな例を多く学べる
・身をもって失敗したことは将来の宝物になる
・気を落とす前に、ほんとうに失敗なのか冷静に見つめなおしてみる
ぜひこの記事もご参照ください。
失敗は”当然”だと思っている
ここまでお話した方々の特徴にも当てはまることですが、失敗を恐れない人、成功する人たちは「失敗なんて当然」と考える方がとても多いです。
むしろ失敗を前提としていろ~んな物事に取り組み始め「うまくいった内容こそが自分の適性だ」と見るので、そもそも失敗は成功の一部なんですよね。
・まずは恐れずやってみる
・不得意であることを失敗から学ぶ(そもそも得意なことだけで勝負する。)
・失敗を恐れずになんでもやって経験としてしまう
・どんなことも、楽にする方法・失敗しなくなる方法を考える
失敗であると考えない
私が過去にダメダメだったときに言われたこと。
「失敗のダメな部分しか見てないから落ち込んでクヨクヨすることになる。」
ポイント
じつは失敗をしてしまったときにポジティブになるかネガティブになるかって、”物事のどこを見ているか”にもよるんですよね。
「その出来事やまわりの反応、そして自分の能力のなさ」を見る人 → いつまでも落ち込む
「目標、その過程、教訓」を見る人 → すぐに立ち直ってまたしっかりと歩き出す
同じ失敗という出来事でも、見る部分によって良くも悪くもなります。
どうしてもやってしまった事で自信をなくしたり、まわりの目が気になってしまうこともあるかもしれません。
しかしちょっとだけでも視点をズラしてみることで、行動がガラッと変わることがあります。
ポイント
・人の目、自身の能力のなさに目を向けるとネガティブになる
・目標や大きな道のりの過程であると見ればポジティブになれる
・ポジティブに見るクセをつけることでストレスにしないことができる
失敗って結局なんなの?という話。
ここまでお話したような考えかたで、なんでもうまくいっているように見える人や成功する人は失敗というものをうまく自分に取り入れ、時には活力にさえしていることがわかります。
そのような考えをすることでポジティブになれるのであれば「結局失敗ってなんだ!」という話になりますよね。
私の結論としては、こうです。
失敗というのは、単に長い道のりの”1点のみ”に焦点を当てたことにすぎない。
そういうことです。
失敗であるかどうかは、あなたがきめればいい。
それを「失敗だった」と決めてしまうのも「あの事があったから今がある」と教訓にしたり、「良い経験だったんだ」と美化してしまうのもあなた次第。
同じ失敗でも、視点をすこし変えるだけで今後のあなたの行動や考えかたがとても大きく変わることになります。
まとめ
人間は誰しもが失敗をする。
それでもうまくいく人といかない人の差は何だろうと考え、自分と対称的な人をがんばって観察しました。
心のどこかでは「きっとあの人は頭がいいからだ」「育った環境がちがう」のようなことを考えていたのですが、どうも納得いかない。
失敗談を話したときの反応も、他の人とはちがう。
それが何なのかというのを考えるところから始まりました。
すると哲学的な複雑な理由なんかではなく、とてもシンプル。
”物の見かた、考えかた”にありました。
今までずっとネガティブだった人が、急にポジティブになるのは難しいことではあります。
しかしまずは物事に対して目の前のことでなく「もっと全体を通して見たときにどう見えるのか」という考えかたを練習するだけでもかなり違ってくるもの。
ゆっくりすこしづつ、自分を高めるような考えかたをしていきましょうね。
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