こんにちは。イチノセ ハヤト(@HAYABOW_1)です。
みなさんは定時で仕事を終えて帰宅することができていますか。
実は私、以前までは定時刻になってもず~っとデスクでだらだらと残業をしていることが当然であるという期間を過ごしていたことがありました。
しかし疲れた身体だけができあがり「帰ったら寝るだけ」の毎日に嫌気を感じ、気持ちを入れ替えようと強く意識したことで変わることができました。
いまでは理由がない限り毎日定時であがり帰宅しています。
「ムダな残業をしない」と決めるまでは
毎月そこそこ残業してたのでさいきん給与確定するくらいの
時期になると人事が「今月残業ついてないけど。。
申請忘れてない!?」と心配してわざわざやってくる。
ええ大丈夫。
残業代よりもたいせつな
家族との時間をしっかり
いただいてます☕✨— イチノセ ハヤト🍀アカウントをインスタへ移行しました☕ (@HAYABOW_1) April 30, 2019
いつまでもオフィスに残っている人の気持ち、そして定時で帰る気持ちもわかるからこそ「帰れないあなた」へこの記事をお届けします。
-Contents-
「定時で帰る」がギャグとみなされたあの頃。
新卒等、社会のことをまだよく知らない時期というのは客観的に見るとおかしいことでも気づかないものです。
じつは私の前の職場では「定時で帰る」という行為はギャグと見なされる程にありえないことでした。
特に忙しくない日でも先輩たちがこんな会話をすることも。
先輩A「おれ定時で帰っちゃおうかなぁ~」
先輩B「あはは、それウケるね。チャイム鳴ったらすぐ帰ってみれば?」
先輩A「いやいやムリ!次の日出社したらデスクなくなってるって~!笑」
健全な会社の人たちから見るとこの会話はまったく理解できないか、もしくは「何か問題が起きたとか理由があるんでしょ?」と思うかもしれません。
しかしそうではなく、いつも通りの平日の会話です。
体育会系の”縦社会”の会社では、上司よりも先に帰ってはならず最低でも30分、平均で1時間以上はサービス残業をするのが暗黙の了解となっていたような職場でした。
新卒であった私も「社会ではこれが普通でありサービス残業は毎日するもの」「定時というのはただの目安」くらいにしか思っていなかったんですね。
しかしやっぱりこんなのはおかしい!と強く思い立ち、自らが定時で業務終了するという活動をはじめたんです。
その後に転職し、離れたところからその状況を客観視したことで気づくことが山ほどありました。
「帰らない理由」はいくらでもつくりだせてしまう。
客観視したことで気づいたこと。
それは「帰らない理由なんていくらでもつくり出せる」ということ。
会社の中で役割をもって働いているわけなので、その日の仕事が終わったと思っても「あれもやっておこうかな。」「これもちょっと心配だから・・・」と、やりだすうちにどんどん自分で仕事をつくれてしまうんです。
さらに職場に残っていることで電話も鳴るし、仕事に熱心すぎる同僚から声を掛けられるなど次々に「帰れない」理由ができてしまいます。
「ここまで」ができない人は仕事もできない
あ~でもそう言えばあの資料に変更箇所があるんだったけなぁ。
社員として働いているかぎり、仕事がまったくのゼロになることなんてありません。
なにかの仕事を終えても、先に言ったように何かの理由をつけた仕事なんて無限に出てくるんです。
そこで、下記のことを意識してみましょう。
ポイント
・その日にできなかったことは翌日以降にスケジューリング
・他の人へヘルプを出す、割り振る
・ムリなスケジューリングがないかの再確認
・すべての仕事に段取りを意識
私は「定時帰り」の活動を始めたあと、あまりにも仕事にボリュームのある日は「もう、きょうはここまでーー!!」とムリにでも終わらせるという力業に出ていました。笑
忙しい人ほど「ここまで」を決めておかなければいつまで経っても帰れない状況にハマりこんでしまうものです。
もしかすると本音に「帰りたくない」がある・・・?
いつも遅くまで職場にいる人というのは、会社に1人はいるもの。
もちろん業務をたくさん抱えていたり、いつも締め切りに追われている人もいるでしょう。
しかしそうでない人のなかには無意識のうちに「帰りたくない」という心理状態となっている方も見受けられます。
理由としては下記。
帰りたくない人の心理
・早く帰ると評価が下がると思っている
・いくらやっても納得できない性格
・遅くまでがんばっている自分が好き
・自分のライフスタイルになっている
・残業代で生計を立てたい
上記したように会社員として仕事をしていると、仕事が完全に終わるなんてことはありません。
私の知るところでは、いつも遅くまで残業してしまったり帰らない心境にはいつのまにか「帰りたくない」気持ちが表れていることがあるんです。
話をしてみると「いやぁ~帰りたいなぁ」と口では言いながらもまったく行動と一致しておらず人によっては「調べもの」「勉強」などという理由をつけてネットサーフィンしているような人も。。
そして仕事に慣れてくる中堅社員に多いのですが、いつも遅くまで残ることで「いつもがんばってるな」と思わせたい人や「早く家に帰ると子供がうるさくて」と言う人もいます。
そんな中で「先輩やほかの人ががまだ残っているから」と自分もダラダラ仕事するのって・・・ちょっと変ですよね。
あなたがもしそうではなく「早く帰って自分の時間を過ごしたい」と思うのであれば、さっさとその日の仕事に見切りをつけ書類を片付けてしまいましょう。
まわりが「残業するあなた」への支援をはじめる前に。
「みんながまだ残ってるから」と言う人のなかには自分の心のなかで勝手に引け目を感じていることで、帰れない状況をつくり出してしまっていることがあります。
あなたが「帰らない」という意思表示(行動)を示すことで、まわりの人は ”帰らないあなた” として支援するような雰囲気をつくり出すもの。
そうしてますます帰れなくなっていきます。
「上司より先に帰れない」は、その考えかたに問題がある。
過度に先輩や上司に服従し、自分が弱い立場であることで先には帰れない。。という話をきくことがあります。
私も過去にそのようなことを経験したことがあるので気持ちはよくわかります。
しかし自分が「この人より早く帰ってはいけないんだ」と思っている相手からすると意外にも「誰が先に帰ろうが関係ない」という考えであったこともしばしばありました。
組織や部署で上の立場にある人たちというのは監督責任があり、いろんな理由があって業務外でも取り組むべきことがあります。
それに立場上、社員の残業を減らすことも仕事であるはず。(「タイムカード切って仕事しろ」は論外。)
それを顔色をうかがいながら帰るということ自体、本来であればおかしな事なのです。
しっかり仕事を終えたら帰る。
まずは残業する理由リストのなかから「上司の顔色をうかがう」を除外してみてはいかがでしょうか。
これを意識すれば定時帰宅できる。
いつまでもサービス残業をしていた私が「まずは自分が定時あがりする流れをつくろう」と思い立ち、意識していたなかでとても効果のあったものをご紹介します。
とりあえずこの3つを意識すれば、良いスタートをきることができます。
午後は帰る時間へ向かって仕事をする。
こう見るとやる気がない人のようにきこえますが(笑)そうではなく「きちんと仕事を終える時間を意識してますか」ということ。
私が見るに「忙しい時期でないのにいつも残業をする人」と「いつも定時で帰る人」は時間の意識がぜんぜん違います。
◆いつも遅くまで残業する人
→定時という概念をさほど意識せず自分の気持ちが満足するまで、もしくは単純に帰りたくなるまで終了を意識しない。
◆いつも少しだけ残業する人
→定時になってはじめて「もうそろそろ時間か」と気づき、長めの「じゃあここまで終わったら」をぼちぼち始める。
◆いつも定時で帰る人
→あがり時間を明確にさだめ定時30分前には目標時間までに終わる仕事しかしない。15分前にはキリの良いところを見つけ「帰る準備」。その日に終わらなかった仕事があってもうまく翌日にスケジューリングする。
このような話をすると決まって「いやいや、帰る時間定められるほど楽チンじゃないのよ」という人がいます。
しかし一概には言えませんが、定時に帰れるよう努力した私から言えば「スケジューリング」によりある程度コントロールすることは可能です。(別の記事で今後紹介します。)
まずは難しく考えずに「帰る時間」を明確に意識することから始めてみましょう。
それだけでもぜんぜん違う行動になるはずです。
「定時あがりの人」という”意識づけ”をする。
あなたの職場には「いつも早く出社する人」はいませんか。
そういう人は、すでに「早く来る人」と認識されておりまわりからもそういう人であることを前提として見られています。
それと同じように「いつも残業している人」という認識をもたれている人もいますね。
そのような人は「いつも帰らない人」という認識をもたれているため、業務時間が終わったあとにも関わらず仕事の話をもちかけられたり、同じように「帰らない人」から打ち合わせの予定を組まれていることもよくあります。
つまり、まわりからの認識が先なのではなく”自身の行動によってまわりの認識ができあがってしまう”ことで、その立場が確立されてしまうようなことが会社のなかでは起こりうるということです。
そう考えたとき、私は今までまわりに「いつも快く(サービス)残業をしてくれるマジメな人」という認識を与えていたのだなと、あらためて気づいたんです。
それに違和感をおぼえた私は1日の業務スケジュールをしっかりと組んで毎日定時であがるように心がけました。
いまではすっかり「定時にあがる人」になりましたが、だからと言って評価が下がるのではなく、むしろ人事からはとても褒められました。
何度も言いますが、定時あがりは悪いことではありません。
きちんと業務スケジュールを組み、うまく仕事をこなすことできちんと評価もあげることができるのです。
まわりの目を気にしすぎない。
これは日本人であれば、帰れない大きな理由ベスト3に入るのではないでしょうか。
しかし一つ前の「定時で帰る人」という意識づけがまわりに浸透する頃には、気にしていたのがウソであったかのようにスムーズにタイムカードを押すことができるようになります。
そもそも、ほかの人たちも自分の仕事でいっぱいいっぱい。案外、まわりに注意は向けていないものです。
そして自分の仕事をきちんと終えて帰る人へ対し反感を感じている人がいたとすればそれはお門違い、また別問題です。
以前の私もそうであったように、気になる気持ちはとてもよくわかりますが「自分は自分。」ときっちり割り切ることができてからはとても楽になりました。
さいごに。あなたはあなたの時間をいちばん大切にすべき。
前職では「定時に帰るのがギャグとみなされた」という話をしましたが、その職場では私以外にもそのような社風に悩まされている人も一部存在していました。
そんな中で「こんな状況を変えたい!」と思い立ち私が第一人者として定時あがりの流れを作ろうと努力した時期というのは今思い出してもかなりツライ経験でした。
しかし同時に「会社に縛られているようでは、このままずっと自分の時間を犠牲にして働かなければいけなくなる!」という危機感は心のなかにずっとある状態が続いていました。
このような活動を始めたとき、当時の先輩からは「早く帰ったところで何かやることある?寝るだけでしょ?」と真顔で尋ねられ、鳥肌が立ったのを覚えています。
やはり会社というのは同じような志向や考え方をもった人たちが集まった組織が出来上がることが多く、第三者から見るとおかしい事でも考えがほぼ似ているだけに、多かれ少なかれ納得してその場所にいるものです。
会社によってはその現状や考えありきで成り立っていることも多いので、あなたがあまりにも心を消耗するようであればその場所を離れてしまうのも立派な、自分を守る術であると思います。
仕事というのはとても大切。しかしあなたが自分の人生をしっかりと生きるために行っている手段であるはず。その目的は見失ってはいけません。
定時刻になったら堂々と業務終了し、自分の自由な時間そして家族との時間をめいっぱい過ごすことに力を注ぎましょう。
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